ニッチを活かせば暮らしが変わる?注文住宅ならではの“ちょい足しアイデア”

家づくりって、間取りや設備ばかりに気を取られがちですが、住み始めてから「あ、ここにちょっと置き場があったら…」なんて思う瞬間って多くないですか?

そんな時に役立つのが「ニッチ」です。壁を少しくぼませて作るこのスペース、実は小さいのに大きな働きをしてくれるんです。

今回は、我が家の経験も交えながら、注文住宅でニッチを取り入れるメリットや活用アイデアをまとめてみました!


ニッチって何?注文住宅だからこそ取り入れたい理由

ニッチとは、壁の一部をくぼませて作る飾り棚のようなスペースのこと。壁の厚みを利用するので、部屋を狭くすることなく収納や飾り場が確保できるのが魅力です。

たとえばリモコン置き場、鍵の定位置、花やアートを飾るスペースとしても活用できる万能な空間。注文住宅なら設計段階で好きな場所に配置できるので、生活動線に合わせた“痒い所に手が届く工夫”ができるのです。


我が家で活躍しているニッチ実例

1. 玄関のニッチ:鍵・印鑑・マスク置き場に

お出かけグッズの定位置として、玄関に横長のニッチを設置しました。急いで出かける朝も「あれどこ?」がなくなって快適に。

2. リビングのニッチ:季節のインテリアを楽しむ場所

花やキャンドル、子どもの作品を飾るスペースに。空間に温かみが出て、季節ごとの模様替えも楽しめます。

3. トイレのニッチ:トイレットペーパーのストックやアロマ置きに

壁の厚みを活かして作ったので、狭いトイレ空間でも圧迫感ゼロ。掃除もしやすく、見た目もすっきり!


ニッチの設計で気をつけたこと

● 高さと奥行きは用途に合わせて

  • リモコン用なら腰〜胸の高さ・浅め(奥行き10〜15cm)
  • 写真や雑貨を飾るなら目線の高さ・やや深め(15〜20cm)

● 照明を仕込むと雰囲気アップ

間接照明やダウンライトを仕込めば、飾ったものが引き立つギャラリースペースに早変わり。リビングなど見せ場におすすめです。

● 壁紙やタイルでアクセントに

ニッチの中だけ別の壁紙やタイルを使うことで、空間に立体感や遊び心をプラスできます。


ニッチでありがちな失敗とその回避法

  • 「小さすぎて何も置けない」問題 → 何を置くかを事前にイメージしてから設計を!
  • 「目立ちすぎて浮いてしまった」問題 → 壁全体のデザインと統一感を意識するのが大切。
  • 「使い道が曖昧で結局使ってない」問題 → 具体的な用途(鍵置き、花飾り、ストック用など)を決めてから採用を!

ニッチは“暮らしをちょっと楽しくする”存在

ニッチって、なくても生活はできる。でも、あると確実に暮らしがちょっと整って、ちょっと楽しくなる存在なんです。

家族の「ここに○○があれば…」を叶えてくれるニッチ。注文住宅というチャンスを活かして、あなただけの“ちょい足しスペース”を作ってみてはいかがでしょうか?

設計士さんに相談するときは、「使い方」「置く物のサイズ」「高さ・奥行き」などを伝えておくと、より満足のいく仕上がりになりますよ!