今回は、実際に私が注文住宅で取り入れてよかったと感じた「ニッチ」と「飾り棚」の活用アイデアをご紹介します。
目次
ニッチで“壁を活かす”空間づくり
ニッチとは、壁をくぼませて作る収納・装飾スペースのこと。空間を圧迫せず、さりげなく飾れるのが特徴です。特にスペースが限られる場所でも取り入れやすく、ちょっとした工夫で暮らしやすさが格段にアップします。
我が家では、
- リビングに複数のニッチを設けて家族写真やアートをディスプレイ
- 寝室に小さめのニッチを設置して、就寝前に読む本やお気に入りの小物を置けるスペースに
- 玄関に鍵や印鑑、マスク置き場としての実用的ニッチも配置
このように生活スタイルに合わせてデザインすることで、収納とインテリアを両立させることができました。
ニッチの形状や高さ、照明の有無なども自由に調整できるのが注文住宅の強みです。照明を仕込んだニッチは、間接照明としても活躍し、空間にやわらかい光をプラスしてくれます。
飾り棚は“見せる収納”で部屋に個性を
飾り棚は、好きな雑貨やアート、植物を自由に飾れるスペース。我が家では、
- リビングとダイニングの間にオープン棚を設置
- お気に入りの器や旅行先の思い出グッズを並べて、空間のアクセントに
- トイレや洗面所にも小さな飾り棚を作り、香りのディフューザーや小さな植物をディスプレイ
棚の素材や色をインテリアに合わせることで、全体に統一感が出て、まるでカフェのような雰囲気に。
また、収納としても便利なので、「飾りながら片付く」空間が実現しました。小さな子どもがいる家庭では、リビングの一角に絵本棚として飾り棚を使うのもおすすめです。おしゃれでありながら子どもが手に取りやすい高さで設計すれば、自分からお片づけする習慣づけにもなります。
統一感のあるデザインで“洗練された印象”に
注文住宅では、ニッチと飾り棚を同じ素材やデザインで統一することも可能。
我が家では、木の温もりが好きだったので、どちらもナチュラルな木材を使用しました。その結果、空間に一体感が生まれ、落ち着きのあるインテリアに仕上がりました。
また、配置バランスにも工夫を。ニッチを壁の中央に、その周囲に飾り棚を配置することで、視線の流れが美しく整う空間が完成。素材の統一はもちろんですが、「高さ」や「奥行き」のバランスを取ることも重要です。壁面が整うと、空間全体がよりすっきりと見えます。
特に吹き抜けリビングや階段周りなど、視線が集まりやすい場所にはニッチと飾り棚の組み合わせが抜群です。立体感と奥行きを与えてくれるため、シンプルな空間でも印象的に仕上がります。
ニッチ×飾り棚=理想の“自分らしい空間”へ
ニッチには季節のデコレーションを飾り、飾り棚には家族写真や思い出の品を。見せたいものと整理したいものを分けて使えるのが、この2つの魅力です。
注文住宅では、「どこにどんな機能が欲しいか?」を最初から自由に決められます。だからこそ、ニッチや飾り棚は住まいのアクセントとしてだけでなく、暮らしの動線を助ける実用品としても機能します。
例えば:
- キッチン横のニッチにレシピ本や調味料を収納
- ワークスペースの飾り棚に文具やガジェットを配置
- 子ども部屋のニッチに文房具やおもちゃを収納
生活に合ったアイデアで、ニッチや飾り棚はどこまでも自由に活用できます。
まとめ:ニッチと飾り棚で、暮らしに彩りと機能を
ニッチと飾り棚は、家の機能性とデザイン性を高める最強タッグ。注文住宅だからこそ、ライフスタイルに合わせた自由な配置が叶います。
- 空間をすっきり見せたい
- 好きなものに囲まれて暮らしたい
- オリジナリティある家にしたい
そんな方にこそ、ぜひ取り入れてほしい要素です。
理想の家づくりは、こうした「ちょっとした工夫」の積み重ね。ニッチや飾り棚をうまく使えば、見た目にも気持ちにもゆとりのある住まいが実現します。