
玄関に棚を置けない悩みを、ニッチが解決してくれた
玄関をおしゃれにしたくて、小さな飾り棚を置こうとしたことがありました。でも我が家の玄関ホールは広くなく、棚を置くと通路が狭くなってしまう。かといって何も飾らないと殺風景で、来客のたびに少し残念な気持ちになっていました。
新築を建てるときに「玄関ニッチを作りましょう」と提案されて、これだ!と思いました。壁をくぼませるだけだから場所を取らない。飾りも収納もできる。玄関ニッチは、限られたスペースを最大限に活かすアイデアだと感じています。
今回は、玄関ニッチを作るときに知っておきたいことを、実際に暮らして感じたことと合わせてまとめます。
玄関ニッチの主な使い方
飾り棚として使う
小さな観葉植物・フォトフレーム・季節の飾り物を置く「飾り棚ニッチ」は、玄関の印象をぐっとおしゃれにしてくれます。帰宅するたびに好きなものが目に入る空間は、毎日の気分を上げてくれます。我が家は季節ごとに飾るものを変えていて、それが小さな楽しみになっています。
鍵・印鑑の定位置として使う
「鍵がない!」という朝の焦りがなくなります。玄関ニッチに鍵フックを設けて、帰ってきたらそこに掛ける習慣にするだけで、探し物ストレスがゼロになります。印鑑・宅配サインペンなど、玄関で使うものをまとめて置ける定位置にもなります。
インターホンモニター置き場として使う
インターホンのモニター子機をニッチ内に収めるアイデアも人気です。壁面にフラットに収まるため、すっきりした印象になります。設計段階で電気配線も合わせて計画する必要があります。
玄関ニッチを作るときのポイント
高さは「目線より少し下」が使いやすい
玄関ニッチは、立ったときに自然に目が向く高さに設けるのがポイントです。目線より少し下、床から120〜150cm程度が飾り棚として使いやすい高さです。鍵の定位置として使う場合は、手が届きやすい高さを優先しましょう。
幅は30〜60cm、奥行きは10〜15cmが目安
玄関ニッチの標準的なサイズは、幅30〜60cm・奥行き10〜15cm程度です。飾りを置くだけなら奥行き10cmでも十分ですが、本・雑誌・収納ボックスを置く場合は奥行きを深めにする必要があります。何を置くかを先に決めてからサイズを決めましょう。
照明を仕込むとぐっとおしゃれになる
ニッチの中にダウンライトや間接照明を仕込むと、飾っているものが美しく照らされて、玄関の雰囲気が一気に上がります。設計段階で電気工事と合わせて計画することが必要です。照明付きニッチは、夜帰宅したときの玄関の印象を大きく変えてくれます。
素材・仕上げはインテリアに合わせる
ニッチの内側の仕上げ材は、タイル・クロス・塗り壁・木材など自由に選べます。玄関全体のインテリアテイストに合わせて選ぶと、統一感が生まれます。アクセントクロスをニッチ内だけ変えるだけで、おしゃれ度が上がります。
玄関ニッチで失敗したこと
奥行きが浅すぎて置けるものが限られた
我が家の玄関ニッチは奥行き8cmで作ったのですが、これが思ったより浅くて。小さな置物や鍵フックは問題ないのですが、少し大きめのフォトフレームが入らなかったり、植物の鉢が置けなかったりと、置けるものが限られてしまいました。奥行きは最低10cm、できれば12〜15cmを確保することをおすすめします。
照明を付けなかった
照明を仕込むか迷って、コスト節約のためにやめてしまいました。でも夜に帰宅したとき、ニッチが暗くて飾っているものがよく見えない。せっかく飾っているのに、もったいないと感じています。次に家を建てるなら、絶対に照明を入れます。
玄関ニッチの実例を体感できる場所
玄関ニッチの雰囲気は、写真で見るより実際の空間で体感するのが一番です。高さ・サイズ・照明の有無によって印象がまったく変わります。実際に玄関ニッチが設けられた空間を体感できるモデルハウスを見学してみると、自分の家に合ったニッチのイメージがつかみやすくなります。
まとめ:これから家づくりをする方へ
玄関ニッチは、小さな設備ですが毎日の暮らしに大きく影響します。飾り棚・鍵置き・インテリアのアクセント、どの用途で使うかを先に決めてから、高さ・幅・奥行き・照明の有無を決めましょう。
奥行きは最低10cm、照明は設計段階で組み込む、この2点が玄関ニッチ成功のカギです。帰宅するたびに気分が上がる玄関を、ぜひニッチで作ってみてください。