
おしゃれで便利な空間づくりのアイデア
注文住宅の大きな魅力は、住む人のライフスタイルに合わせて自由にデザインできること。その中でも、私が家づくりで一番ワクワクしたのが「ニッチ棚」と「飾り棚」でした。
正直、家づくりを始める前は「ニッチって飾り棚みたいなもの?」くらいの認識。しかし、実際に暮らしてみて、その便利さと空間への影響の大きさに驚き、今では家づくりに欠かせない存在だったと実感しています。
目次
◆ ニッチ棚と飾り棚の魅力
好きな場所に、好きなサイズでつくれる自由度
注文住宅なら、壁の厚みを活かしたニッチ棚も、好きな素材で作る飾り棚も自由自在。
我が家では、特にリビング・玄関・子どもエリア・トイレなど、暮らしの中で目に入りやすい場所にこだわって配置しました。
その結果、「欲しい場所に、必要なサイズで作れた」という満足度の高さは、建売では得られない大きな魅力だったと感じています。
◆ リビングの大きめニッチ棚
季節で飾りを変える楽しみが広がる
リビングにはテレビ横に大きめのニッチ棚を設置しました。お気に入りの本や雑貨、アートを飾ると空間が一気に華やかに。
来客からも「素敵!どこで作ったの?」と褒められることが多く、家のアクセントとして大活躍しています。
季節ごとに飾りを変えられるので、暮らしの中にちょっとした楽しみが増えるのもポイント。
春はドライフラワー、夏はシンプルなボトル、冬はクリスマス雑貨など、演出次第で雰囲気がガラッと変わります。
◆ 玄関の小さめニッチ棚
“おもてなし”をさりげなく演出
玄関には小ぶりのニッチ棚をつくり、季節の小物や小さな照明を置いています。
訪れた人が最初に目にする場所だからこそ、シンプルでもおしゃれなアクセントがあると空間の印象がグッと良くなります。
玄関は置ける家具が限られているため、壁面を活かせるニッチ棚の存在感は大きいと感じています。
◆ 失敗しやすいポイント
ニッチ棚・飾り棚はホコリがたまりやすい
実際に暮らしてみると、飾り棚は思った以上にホコリが溜まりやすい場所でした。
特に細かい雑貨を多く飾る場合、掃除の手間が増えることもあります。
そのため、設計段階では
- 奥行きは深すぎず、浅すぎず
- 飾る物のサイズを事前に想定
- 掃除のしやすさをイメージする
など、機能性を意識することが大切だと実感しました。
浅すぎると置けるものが限られ、深すぎるとごちゃついて見えるため、バランスが重要です。
◆ トイレのニッチ棚で感じた「小さな後悔」
飾り棚は場所によっては使いにくいことも
トイレ内に作った小さなニッチ棚は、見た目はとてもかわいいのですが、ホコリがたまるスピードが早く、思った以上に掃除が大変でした。
換気扇が近い環境では、空気の流れによってホコリが溜まりやすくなるため、設計時に配置をよく考えるべきだったと感じています。
「見た目重視」だけで決めると後悔することもあるので、実際の使い勝手を意識することが重要です。
◆ 間接照明を仕込んで“特別な空間”に
夜は優しい光で癒しの雰囲気に変わる
注文住宅の自由度を最大限に活かし、ニッチ棚や飾り棚の中に間接照明を入れました。
夜になると柔らかい光が雑貨を照らし、とても落ち着く空間に。照明だけで雰囲気が一気に変わり、家をより心地いい場所にしてくれます。
市販の棚や建売住宅ではなかなかできない「照明設計まで含めた棚づくり」は、注文住宅ならではの醍醐味だと感じています。
◆ 家族で相談しながら決めた高さ設計
子育て家庭ならではの工夫も
飾り棚の高さは、家族みんなで使い勝手を考えながら決めました。
割れ物は子どもが届かない高さに。逆に低い位置には子どもの写真や作品を飾って、触られても安心なものに。
生活動線や家族構成に合わせて細かく調整できるのも、自由設計の大きなメリットです。
◆ まとめ|ニッチ棚と飾り棚は“暮らしを彩る小さな宝箱”
注文住宅のニッチ棚や飾り棚は、単なる収納や装飾スペースではありません。
飾り方ひとつで家全体の雰囲気が変わり、毎日の生活に「楽しさ」と「癒し」をもたらしてくれる存在です。
- 好きな場所に
- 好きなサイズで
- 自分らしいデザインを楽しむ
この自由度こそが注文住宅の醍醐味。
自分だけの小さなギャラリースペースをつくることで、家に帰るのがちょっと楽しみになり、暮らしが豊かになります。
「やっぱり注文住宅にして良かった」と心から実感できる要素の一つでした。